2009年12月3日木曜日

クマさんに出会った!?

 
先日、職場の同僚がツキノワグマとすれ違いました。
 
16:30ごろ県道を車で走っていたところ、
 
クマが道路を横断しているのを見たとのこと。
 
毛艶のいい大人のクマだったそうです。
 
札掛森の家から車で数分のところです。
  
 
さらにその次の日、
 
今度は登山者が親子連れのクマを3頭
 
考証林方面で見かけたそうです。
 
そのクマたちは走って山の上へと逃げて行ったとのことです。
 
 
こういったクマの話をすると、大体2通りの反応があります。
 
「え~、こわ~~い!危なかったねぇ!」
 
という人と、
 
「本当!?いいなぁ、うらやましい~~~!!」
 
という人です(^^)
 
 
神奈川の約6分の1もの土地を占めるような広い丹沢にも、
 
現在ほんの数十頭程度しかクマが確認されていません。
  
さらに、クマは人間と出会いたくないようなので、
 
人の気配を感じるとすぐに逃げて行ってしまいます。
 
つまり、なかなか出会える生きものではないのです。
 
なので私は「うらやまし~~い!」と思ってしまいます(^^)
 
 
ただし、
 
クマと至近距離で出会って襲われてしまうのは不幸です。
 
人が大怪我をする、といった不幸はもちろん、
 
人を襲ったクマはそのまま放っておけないため、
 
多くは「補殺」されてしまう、というクマ側の不幸もあるのです。
 
事件になってしまうと、どちらにとってもいいことがありません。
  
  
札掛はもともとクマの棲んでいる地域です。
  
お互いのためにも「不幸な出会い」をしないよう
 
山に入る際には、鈴をつけたりおしゃべりしたり、
 
クマに自分の存在を教えながら歩くよう、ご協力ください。
 
数少ないクマたちのためにも、よろしくお願いします。
 
 
(はらしま)