2010年2月28日日曜日

♪ カエルのうたが~♪

  
聞こえてきましたよ ♪
  
26日、札掛でもにぎやかに鳴きだしました!
 
 
童謡「カエルのうた」では、
 
「ゲロゲロゲロゲロ グワッグワッグワッ♪」
 
と続きますが、水場からは「ゲロゲロ」というよりは
 
「キョホホ キョホホ」
 
と高い鳴き声が聞こえてきます。
 
   
…え? 聞き間違いじゃないかって?
 
いやいや間違ってないですよ?
 
  
いま札掛で鳴いているのはヤマアカガエルという
 
山の中に棲むカエルです。
 
「カエルのうた」は田んぼに棲むカエルの鳴き声をイメージしたものなので
 
カエルの種類自体が違うんですね。
 
「キャララ」「キョロロ」など、人それぞれで表現が異なっても
 
「ゲロゲロ」とは聞こえないのではないでしょうか?
 
興味のある方は、山の水辺でじっくり聞いてみてくださいね。
  
 
  声の主 ヤマアカガエル
 
  
1匹2匹ではなく、
 
たくさんのカエルがこの水場に集まり鳴き交わしています。
 
すべては子孫を残すため。
 
そう、つまりは…
  
 
  
こんな山盛りの卵を産むために集まっているんですね。
 
2月27日がヤマアカガエルの産卵初認日(初めて確認した日)になりました。
 
去年は非常に早かったけれど、今年は平年並みの産卵時期でした。
 
 
   
さて、この日の卵を虫眼鏡でよ~~く見てみると…
  
 
  
卵が細胞分裂(卵割)しているのが見られました。
  
産みたてならではですね。
 
今朝にはもう細胞の境がわからないほどに分裂していました。
  
生物の教科書を片手に観察するのも面白いかもしれませんね。
 
次に見るときにはどんな形になってるか楽しみです♪
 
 
カエルのうたは今日もまだ聞こえています。
 
あなたもこのにぎやかな春の使者を観察してみませんか? 
     
  
(はらしま)